メキシコ財政赤字、25年はGDP比4.3%に縮小 税収は過去最高

メキシコシティのレストランで飲み食いする客たち。2024年12月27日(2026年 ロイター/Gustavo Graf)

[メキシコ市 30日 ロイター] – メキシコ財務省は30日、2025年の財政収支を公表した。税収が過去最高を記録したことで、財政赤字は国内総生産(GDP)比で4.3%となり、前年の5.8%から縮小した。

政府は当初、25年の赤字幅を3.9%と予測していたが、その後、目標を上方修正していた。

シェインバウム政権は、社会福祉の拡充や巨額の債務を抱える国営石油会社ペメックス(PEMEX)への支援を公約に掲げる一方、財政赤字の削減という圧力に直面している。

抜本的な財政改革への要求には応じず、徴税強化や脱税対策によって歳入を増やせると主張してきた。清涼飲料水やたばこ、ビデオゲームなど、不健康とされる製品への増税も実施している。

財政収支報告の主な内容は以下の通り。

*税収はGDP比15.1%と過去最高を記録した。脱税対策の強化、所得税・付加価値税の徴収増に加え、税関での取り締まり強化や少額輸入に関する制度変更を背景とした輸入関税の増加が寄与した。

*公的部門の予算赤字は3.9%と、前年から1.5%ポイント低下した。「ここ数十年で最大規模の財政再建の取り組みの1つ」としている。

*財政の引き締めにもかかわらず、社会支出はGDP比13.1%と過去最高に達した。

*第4・四半期末時点の公的債務残高はGDP比52.6%で、前年同期からわずかに上昇した。

*ペメックスの債務は25年に102億ドル減少し、14年以来の低水準となった。

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