楽天トラベル 2025年 人気上昇温泉地ランキング

 楽天グループの旅行予約サービス 楽天トラベルは、2025年における各温泉地の延べ宿泊者数の前年比をランキングした、人気上昇温泉地ランキングを発表した。

 1位の山形県「天童温泉」は、延べ宿泊者数が前年比約1.7倍、なかでも子供連れの宿泊者数が前年比の約3倍と大きく伸びている。これには、2024年冬に開業した家族向けのオールインクルーシブサービスを提供する「アンダの森 山形天童店」などの宿泊施設や、大型遊具のある広場などを備える「道の駅 天童温泉」、果物狩りが体験できる果樹園など、子連れの家族旅行に適したスポットが充実していることが背景にあるという。

 交通の利便性も高く、冬に樹氷が見られる「蔵王温泉」や温泉街の景色が人気の「銀山温泉」などと周遊できる。天童市は将棋駒の生産量が日本一を誇り、将棋駒を模したモニュメントや将棋に関連する施設が点在するなど、将棋を打ち出した街づくりも行なっている。

天童温泉の街並み、「アンダの森 山形天童店」の子供向けサービスの一例

 2位の千葉県「館山温泉」は房総半島の南端に位置する。延べ宿泊人数は前年の1.2倍以上に伸長した。太平洋を一望しながら入浴できる宿泊施設が数多くあり、開放感のある温泉体験ができるという。海風が年間を通じて快適で過ごしやすい気候をつくり、夏にはマリンスポーツなどを楽しめる避暑地として人気を集め、2025年は特に8月の伸びが大きかった。

 3位の石川県「山中温泉」は、開湯から1300年の歴史があり、鶴仙渓沿いには多くの旅館が立ち並ぶ。鶴仙渓の遊歩道散策や、旅館の露天風呂から見える四季折々の渓谷美、伝統工芸の山中漆器や芸妓の舞などの文化を楽しむことができる。新たな宿泊施設の開業で注目を集め、前年比では特に子供連れによる利用が伸びをけん引している。

 4位の大分県「別府温泉」は、多様な泉質を楽しめる温泉地で、人気宿泊施設のリブランドオープンや新館の開業が相次いでいる。2025年の延べ宿泊者数から算出した「楽天トラベル 2025年 年間人気温泉地ランキング」でも、全国第2位に輝いている。

 5位の佐賀県「武雄温泉」は、朱塗りの「武雄温泉楼門」をシンボルに、日帰り入浴のできる大衆浴場やレトロな喫茶店などが並ぶ温泉街があり、歴史ある雰囲気が楽しめるという。2022年開業の西九州新幹線の停車駅でもあり、佐賀県が舞台のアニメ映画の公開に伴った聖地巡礼需要などでも人気を集めているという。

3位山中温泉の鶴仙渓、5位武雄温泉の楼門