出雲大社(島根県出雲市大社町)の表参道「神門通り」の南側で、県が進めていた宇迦橋(長さ68メートル)の架け替え工事が完了した。橋は3代目で、旧大社駅方面から出雲大社に向かう重要なインフラ(社会基盤)として、地域の発展や観光振興につながるものと期待されている。
橋を渡り初めし、開通を祝う住民ら(島根県出雲市で)
橋は国鉄大社駅の開業2年後の1914年に初代が完成し、翌15年には近くに大鳥居が設けられた。37年に架け替えられた2代目も老朽化が進み、県が総事業費約19億円をかけ、2019年12月から工事に着手。昨年12月に完成した。
3代目は片側1車線の車道と、橋の両脇に歩道(幅3メートル)がある。車道は灰色、歩道は灰色と黒色の御影石が表面にあしらわれ、欄干の手すり部分は天然石に雲の絵柄が彫り込まれている。住民らを対象にしたワークショップで寄せられた意見をデザインに取り入れた。
完成を祝う記念式典には、丸山知事らが出席。大社町で老舗飲食店「きんぐ」を営む吉田勝彦さん(81)一家の4世代8人らが渡り初めをした。
島根県
神門通りおもてなし協同組合の田辺達也理事長は「宇迦橋は人々の架け橋のような存在。旧大社駅と一体感を持った町づくりを進め、神門通りの南側にも人の流れが分散し、にぎわい創出につながれば」と話した。
県出雲県土整備事務所によると、橋周辺は今後、無電柱化が進められるなど27年度中に全ての工事が終了するという。
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