Cadelerがヨーロッパで基礎設置に関する優先サプライヤー契約締結
出典:Cadeler
2026年1月28日、Cadelerはヨーロッパの大規模洋上風力発電所におけるモノパイルおよびトランジションピースの輸送・設置について、非公開の顧客と優先サプライヤー契約を締結したと発表。
設置作業は2028年上半期に開始され、XXLモノパイル設置に優れた設計のA-class新造船を含むCadelerのSEP起重機船2隻を動員予定。洋上風力の基礎工事全般にわたる輸送・設置プロジェクトとして、英国以外ではCadelerで初となる。
この優先サプライヤー契約の締結は、Cadelerの洋上風力基礎の輸送・設置能力に対する継続的な信頼を反映しているとした上で、複雑な基礎工事のパイプラインを構築し、管轄区域をまたいで輸送・設置の経験を積み重ねる中で、安全な施工と信頼性の高いプロジェクトデリバリーに引き続き注力していく、とCadelerのMikkel Gleerup CEOは述べている。
優先サプライヤー契約の条件として、顧客による当該プロジェクトへの最終投資決定(final investment decision)が含まれている。
CadelerのSEP船 建造状況
CadelerのA-classと呼ばれるSEP起重機船は3隻。中国のCOSCO SHIPPING HEAVY INDUSTRYで建造しており、A-class1隻目の「Wind Ally」は2025年9月に引き渡しがおこなわれている。残る2隻の「Wind Ace」「Wind Apex」は、それぞれ2026年第3四半期、2027年上半期に引き渡し予定。
今回、優先サプライヤー契約締結が発表されたヨーロッパのプロジェクトは2028年上半期に開始予定。スケジュール通りに建造が進めば3隻とも引き渡し後なので、いずれも動員可能。
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P-calssの2隻およびA-classの3隻は、中国のCOSCO SHIPPING HEAVY INDUSTRYで建造。M-classの2隻は、韓国のHanwha Ocean(旧 大宇造船海洋:DSME)で建造。
SEP起重機船「Wind Ally」に巨大なパイルグリッパー搭載
2026年1月29日、HuismanはSEP起重機船「Wind Ally」にパイルグリッパー、ストレージ、建て起こし装置を搭載する作業の様子をLinkedInで公開しました。
作業は中国南東部の福建省漳州市にあるHuisman Chinaでおこなわれ、2,600トン吊りの岸壁クレーン「Skyhook」を使用。「Wind Ally」に搭載したパイルグリッパーは直径13mのモノパイルに対応し、長さ80mから120m、重量最大3,000トンのモノパイル設置が可能。
SEP起重機船「Wind Ally」は、現在ヨーロッパに向けて回航中。竣工後の初作業として「Hornsea 3」でモノパイル設置作業をおこなう予定。
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