2026年型マシンによる「バルセロナ・シェイクダウン」が折り返しを迎える中、ウィリアムズと並び唯一ベールに包まれていた“最後の主役”がついに動き出した。製造開発の遅延とみられる理由により、バルセロナでの最初の3日間を欠席していたアストンマーティン・ホンダが、1月29日(木)のテスト4日目から合流する見通しとなった。

テスト3日目の夜、チームは「シェイクダウンに向けた準備は万全だ」との声明を発表。時を同じくして、イギリス・バーミンガムを出発した特別機が、サーキットから約66kmの場所に位置するジローナ=コスタ・ブラバ空港に着陸したことがその直前に報じられた。

この貨物機には、チーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイ率いる技術チームが設計した2026年型マシン「AMR26」が積み込まれていたとみられる。

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当初は4日目に間に合わない可能性も示唆していたアストンにとって、木曜にテストを開始できる事の意義は大きい。ライバルチーム、特にメルセデスがすでに1,500km以上の走行データを蓄積する一方、同チームは実車でまだ1メートルも走行できていない。

ホンダの新型パワーユニット「RA626H」とシャシーの統合、さらにギアボックスの内製化という難題を抱える中、残された木曜と金曜の2日間でどこまで遅れを取り戻せるか。シーズン全体の行方を左右しかねないこの状況に対し、新生アストンがどのような走りで答えるのか、注目される。