DRAM不足がPC・スマホに打撃、韓国メモリー大手2社が警告

SKハイニックスのロゴ REUTERS/Dado Ruvic

[ソウル 29日 ロイター] – 世界有数のメモリーメーカーのサムスン電子(005930.KS), opens new tabとSKハイニックス(000660.KS), opens new tabは29日、折からの人工知能(AI)インフラ投資熱の影響で深刻化するDRAM不足で、パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)製造に最も大きな影響を受けるとの見通しを示した。

半導体各社は、製造能力をAIサーバーに使用される高帯域メモリー(HBM)も振り向け、影響でDRAMの供給不足が起こっている。

SKハイニックスのDRAMマーケティング責任者は決算説明会で「PCやモバイル商品の顧客は、供給制約やサーバー関連製品への強い需要に直接的・間接的に影響を受けており、メモリ供給の確保に苦労している」と述べた。

半導体メーカーは、2017年のスーパーサイクル後の反動で打撃を受けた経験から近年は生産ラインの追加に慎重になっていた。それも現在の供給不足の一因となっている。サムスンは、26年と27年も生産能力の拡大は限定的だと述べた。

供給逼迫が続く中、PCメーカーなどの需要家は、製品製造で調整を開始している。

SKハイニックスは「メモリーチップ価格の急騰を受け、PC・モバイルメーカーが購入量を調整している」と述べた。「一部顧客は出荷計画をより保守的に見直したり、価格に敏感な製品ラインにおける(メモリチップ)仕様調整を検討している」という。

サムスンは世界第2位のスマホメーカーでもある。モバイル事業の第4・四半期利益は10%減少した。モバイル事業幹部は、26年は「厳しい年」と予想。年間の世界スマホ出荷台数は横ばいの見通しで、メモリー価格次第で下方修正もあり得るとした。

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