特集は2025年を振り返るシリーズ、テーマは「県政」です。

先が見通せない事業がある一方で、まちづくりでは進展も。

県政課題を巡る、この一年の動きです。

【NIB news every. 2025年12月22日放送より】

▼全線開業の実現は?「新幹線西九州ルート」

今年7月。

政界屈指の鉄道好きと知られる石破総理(当時)の演説に、県民の期待は高まりました。

(石破総理(当時))
「この新幹線を直通させなければならない。長崎県民の悲願であり、それを実現することが西九州、九州全体の発展に間違いなくつながる。佐賀県の皆様方にどのようにご納得いただくのかということは、主として国の責任だ」

新幹線西九州ルートの部分開業から、3年。

しかし 長崎から博多までを一本でつなぐ全線開業は、実現していません。

9月には県の関係者が総理官邸を直接訪ねて、国主導の問題解決を要望。

石破総理(当時)が退陣を表明したのは、その3日後のことでした。

国の責任が語られる一方、地方の財源負担など現実の調整は、なお難航しています。

▼事業採択から50年「石木ダム建設事業」

県政が長年抱えてきたもう一つの大きな課題。

県と佐世保市が川棚町で計画を進めている石木ダム建設事業です。

去年8月、県の公共事業を再評価する委員会は、2025年度としていた完成年度を7年延期する方針を承認しました。

国による事業の採択から50年。工期の延長は10回に上ります。

そんな中、今年9月。

(大石知事)
「令和14年度(2032年度)までの確実な完成を見据えると、来年度中の本体工事の発注が必要であり、着実に工事を進めていく」

大石知事は、反対住民が工事を見張るために建てた「団結小屋」を撤去する可能性を示唆。

先月には川棚町の住民向けに、ダム建設後を見据えた地域振興策の計画案を示しました。

(賛成移住者)
「移転してから20年以上もたって、まだダムができていないという例はあまりないと思うが。今年が正念場と言っていたが、しっかり守ってほしい」

(反対住民)
「行政代執行はすごく大きいことだと思っていて、ある資源を有効活用しないで、新しいものを作る価値があるのか」

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