
パワートレーン開発にはレース車開発で使われているドライビングシミュレーターや、パワートレーンシステムごと台上に搭載できるシステムベンチを活用しながら様々な検討を進め、熱対策や搭載位置、さらには整備性にも配慮。継続的に販売を続けるために、今後さらに厳しくなる排ガス規制への対応も視野に入れて開発したという。
さらにGR GTは高い動力性能を提供するのみならず、V8ツインターボならではのレーシングサウンドを追求。「クルマと対話できるサウンド」、「熱量変化を感じさせるサウンド」のふたつの柱を軸に開発しているという。排気管の構造を作り込み、クルマの状態と連動するサウンドとする。
2.トヨタ初採用のオールアルミニウム骨格
トヨタ初採用のオールアルミニウム骨格にも注目。大型中空アルミ鋳物を骨格主要部に配置し、アルミ押出材など、最適な部材配置と接合技術で高剛性を実現。ボディパネルにはアルミニウムのほか、CFRPも使う。

サスペンションは前後ともに新設計となる、アルミ鍛造アームを使用したローマウントのダブルウィッシュボーン式を採用。サスペンション特性をゼロから開発し、日常使いから限界域までリニアなレスポンスと高いコントロール性にこだわりました。タイヤはミシュラン社の「PILOT SPORT CUP2」を装着し、GR GT専用開発を行った。
3.ブレンボ社製のカーボンディスクを採用
ブレーキはブレンボ社製のカーボンディスクを採用し、ブレーキを使った車両挙動の制御もプロドライバーとともに作り込む。GR GTのVSCは、駆動力とブレーキ制御を多段階で調整可能とする。運転技量や走行時の天候に応じて車両コントロールの難易度を自ら選択することで、楽しく、安心してドライビングを堪能できる機能として提供する。これはニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車にも採用しており、モータースポーツ参戦によって鍛えられた技術のひとつという。
