G20首脳会議閉幕、南アは多国間主義の勝利と評価 米国不参加

 南アフリカのヨハネスブルクで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は23日、2日間の日程を終えて閉幕した。南アのラマポーザ大統領は初日に採択した首脳宣言について、「多国間協力への新たなコミットメント」を反映したものだと述べ、米国との対立が鮮明になった会議を締めくくった。写真は会議の様子。ヨハネスブルクで代表撮影(2025年 ロイター)

[ヨハネスブルグ 23日 ロイター] – 南アフリカのヨハネスブルクで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は23日、2日間の日程を終えて閉幕した。南アのラマポーザ大統領は初日に採択した首脳宣言について、「多国間協力への新たなコミットメント」を反映したものだと述べ、米国との対立が鮮明になった会議を締めくくった。

サミットの議長を務めたラマポーザ氏は、不参加だった米国の反対にもかかわらず、気候変動危機などの課題への対処を盛り込んだ首脳宣言の採択にこぎつけた。

ラマポーザ氏は閉会式で演説し、この宣言は世界の指導者の「共有の目標が相違点を上回る」ことを示していると述べた。

トランプ米大統領は南ア政府が少数派の白人を迫害していると主張し、サミットへの参加をボイコットした。

トランプ氏は、発展途上国がクリーンエネルギーに移行し、多額の債務負担を軽減し、気候変動による異常気象災害に適応できるよう支援するという南アの議題についても拒否していた。

首脳宣言は気候変動の深刻さと適応の必要性を強調し、再生可能エネルギー促進に向けた野心的な目標を評価した。また貧困国が抱える過重な債務返済負担にも言及した。

ドイツのメルツ首相は、サミットで米国に言及されたのはほんの少しで、新たな関係が構築され、世界が再編成される中で、米国の役割は小さくなっているという認識を示した。

米国は南アからG20の輪番議長国を引き継ぐことになっているが、南アは引き継ぎの場にトランプ氏の代わりに米大使館職員を派遣するという米国の提案について、外交儀礼に反するものだとして拒否した。

ホワイトハウスは、ラマポーザ氏が議長国の円滑な移行を拒否していると非難している。

南アのラモラ外相は23日にメディアに対し、「現段階ではまだ正式な連絡を受けていない」とした上で「しかし、われわれは依然としてオープンであり、彼ら次第だ」と語った。

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Nellie Peyton

Based in Johannesburg, Nellie reports on general, economic and political news across sub-Saharan Africa. She previously spent six years in Dakar covering West and Central Africa. A U.S. national, she studied journalism and international affairs at Sciences Po, Paris. She was the recipient of Amnesty International’s 2021 award for best new journalist for investigating sex abuse by aid workers in DR Congo.