トランプ米大統領は、ブラジル産食品に対する関税減免措置を拡大した。生活費高騰に不満を抱く米国有権者が増える中、輸入税の軽減範囲を広げる。

  トランプ氏が20日に署名した大統領令では、今年初めにブラジルからの輸入品に課した40%の関税から、人気の高い複数の食品を免除する。トランプ氏は先週、これらの品目に対する10%の関税を撤廃したが、ボルソナロ前大統領の起訴への報復として導入していた40%の上乗せ分を対象外としていた。今回の改定は11月13日にさかのぼって適用される。

  今回の決定により、コーヒー、オレンジジュース、牛肉などの価格が下がる可能性がある。食料品価格の高騰に苦しむ米国民にとって負担軽減となる。トランプ氏の経済運営への支持率は米国民の間で低下している。

  ブラジルは南米有数の農業国で、同国産品への関税は両市場の品不足を深刻化させ、消費者物価の過去最高水準に押し上げていた。今回の緩和は長らく関税撤廃を米側に働きかけてきたブラジルのルラ大統領にとって大きな成果となる。

 

 

原題:Trump Deepens Tariff Cut on Brazilian Foods as Prices Mount (1)(抜粋)