ドイツ銀行は、7-9月(第3四半期)の債券トレーディング収入がアナリスト予想を上回った。数週間後に新たな戦略を発表する予定のクリスティアン・ゼーヴィング最高経営責任者(CEO)にとって追い風となった。
29日の決算発表によると、債券トレーディング収入は前年同期比19%増の24億8000万ユーロ(約4400億円)となった。アナリスト予想は22億4000万ユーロだった。
ゼーヴィング氏は発表資料で「2025年第3四半期と年初からの9カ月間のいずれも過去最高益を達成した。次の戦略展開に向けて確固たる基盤を築いた」とコメントした。
全行の収入は80億4000万ユーロ、純利益は15億6000万ユーロで、いずれも市場予想を上回った。
ゼーヴィング氏は11月17日の投資家向け説明会で、今後数年間の新たな戦略を発表する予定。
ゼーヴィング氏はこれまでに、新戦略でも投資銀行部門の成長を維持していく方針を示している。また、特にドイツ企業向けビジネスの拡大を目的にシニアバンカーを採用する計画を明らかにしている。
29日の発表では、通年の財務目標の達成に向け「順調に進んでおり」、22-26年にかけて80億ユーロ超を株主に還元するという約束の実現にも向かっていると説明した。
原題:Deutsche Bank Beats on Trading in Boost Ahead of New Strategy(抜粋)
