大阪・ミナミの道頓堀に面した隣り合うビルが焼け、消防隊員2人が死亡した火事で、6階建てのビルの外側に設置されているエアコンの室外機付近の焼け方が激しかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察と消防は室外機付近から火が出て燃え広がった可能性もあるとみて、さらに詳しく調べています。

今月(8月)18日、大阪・中央区の道頓堀に面した隣り合うビルが焼けた火事では、ビルの内部で消火活動中だった大阪市消防局の55歳の小隊長と、22歳の隊員が死亡しました。

これまでの調べで6階建てのビルの低層階に焼け方が激しい部分があり、警察はこの付近が火元とみていますが、さらにその後の捜査関係者への取材で1階の外側に設置されたエアコンの室外機付近の焼け方が特に激しかったことが分かりました。

6階建てビルの南側に設置されていて、警察と消防は室外機付近から火が出て燃え広がった可能性があるとみてさらに詳しく調べています。

【エアコン室外機の火災 事故に注意】
NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、昨年度までの5年間にメーカーや消防などから報告されたエアコンの火災や事故の発生件数は全国で363件にのぼり、このうち205件は室外機が関連しているということです。

室外機の周辺に置いた物に何らかの原因で火がつき、それが室外機に燃え移り、火災になるおそれがあるということです。

具体的には、周辺にペットボトルを置くと、虫眼鏡のレンズのように太陽の光を集め、近くの可燃物に火がついてしまい、室外機に燃え移る可能性があるということです。

また、室外機の中に小動物などが入り込んで、基盤から発火したケースがあったということで、室外機の周辺には小動物を集めやすいごみ袋などを置かないように呼びかけています。

このほか、NITEでは、室外機も含めエアコンがリコールの対象製品でないか確認してほしいとしています。