第107回全国高校野球選手権大会第10日目・2回戦 西日本短大付2-1聖隷クリストファー ( 2025年8月15日 甲子園 )

第107回全国高校野球選手権<西日本短大付・聖隷クリストファー>8回、佐藤の適時二塁打で生還する西日本短大付・斉藤(撮影・五島 佑一郎)
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西日本短大付の“新魔曲”が流れを変えた。同点に追いつかれた直後の8回。アルプス席から新応援歌「西短ファイター」が流れ始めた。作曲家のジントシオ氏(45)が提供し「さあいこうぜ 西短ファイター」「笑顔で勝ち抜け ちかっぱ楽しもう」「全国制覇 優勝旗 八女(やめ)の地へ」などの歌詞が軽快なメロディーと響いた。
背中を押す。先頭の3番斉藤大将が今大会8打席目で初安打の左前打を放ち、4番佐藤仁が高め直球を左越えの勝ち越し二塁打とした。ここまで無安打だった好投手・高部からの決勝打に「3打席目までは打てる気がしなかったけど、絶対どうにかしようと」と新曲の後押しに感謝した。
昨夏の甲子園では同校の通称「西短」つながりで「にしたんクリニック」のCM曲を応援に使い話題を呼んだ。今夏は福岡大会を連覇した2日後、ジン氏の問い合わせフォームへコンタクトした。パ・リーグの応援を中心にさまざまなジャンルの歌を手がけていることに着目した。快くOKをもらい「(OBの)新庄監督のようなスターが誕生してほしい」という思いが込められた歌詞が完成。大会前には学校を訪れて応援練習もした。
1回戦の弘前学院聖愛(青森)戦では7回にかかり、奥駿仁が同点の犠飛を放った。この日も3回無死三塁の奥の打席に流れてニゴロの間に先制点を呼ぶなど全2得点に絡んだ。佐藤は「曲が流れると流れが来る。西短独自の応援歌ができることはうれしいし、ずっと続いてくれたら」と願った。
佐藤の父・五魚(ごう)さんは作曲、編曲家で、チームの写真撮影担当として見守った。「セッションされるたびに音が更新されるチーム」と評し、92年以来の全国制覇にさらに前進。歌詞のごとく、八女に優勝旗を持ち帰れるか。(杉浦 友樹)
《昨夏のにしたん応援歌》
同校の通称である「西短」つながりで、にしたんクリニックにCMソング(タンバリン編)の使用をお願い。出演する郷ひろみの音楽事務所にも確認を取ってもらい、使用許可を得た。1回戦の金足農戦で初解禁し、麦わら帽子の控え部員が「に~しにし、たたんた~ん、にした~ん!」と踊り倒すと得点を呼ぶ「魔曲」に。16強進出を呼び、敗れた3回戦・京都国際戦では日本ハム・新庄監督の生観戦も実現した。今夏も引き続き同曲を使用している。
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