戦前、日本からの移民として暮らした東南アジアのマレー半島で義賊となり、テレビ草創期の人気活劇「快傑ハリマオ」のモデルになった福岡出身の谷豊(1911~42)と、福岡で急増する外国人労働者などをテーマにした講演会「ハリマオと新 移民時代」が11日午後1時半から、同市南区の曰佐公民館で開かれる。
谷氏は旧曰佐村に生まれ、2歳の時にマレー半島に渡った。満州事変の勃発に怒った暴漢に妹を殺されたのをきっかけに盗賊団を率い、英国人や裕福な華僑からの強奪品を貧しい人々に分け与えたと伝わる。旧日本軍に請われて諜報(ちょうほう)員となったが、30歳で病没した。
講師は、かつてマレーシアの邦字紙記者としてハリマオの足跡を取材し、本紙の北京特派員を務めた坂本信博記者(52)。戦時中の報道や現地で語り継がれてきた谷氏の実像のほか、現代中国の実相や、現代の移民とも言える福岡の外国人労働者の実情を報告する。
参加無料。予約不要(定員80人)。NPO法人博多映画道場=092(581)6352。
