公開日時 2025年07月29日 05:00
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カーボンニュートラルの達成を発表した沖縄セルラー電話の國吉博樹取締役執行役員常務(右)とコーポレート本部サステナビリティ経営推進部の大城武史部長=25日、那覇市の沖縄セルラー電話
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琉球新報朝刊
沖縄セルラー電話(宮倉康彰社長)は25日、グループ会社を含め2024年度の事業活動でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を達成したと発表した。県内上場企業による達成は初めて。
カーボンニュートラルを実現した、同社の通信サービス網を「Green Network by 沖縄セルラー」と命名し、脱炭素化へ県内の機運を高める。
21年に、30年度にCO2排出量実質ゼロを目指すロードマップを策定しており、6年前倒しでの達成となった。約284万本のスギの木が1年間に吸収するCO2の量と同等の削減効果だという。
22年度に、本社やネットワークセンターなどの高圧施設の電力を、再生可能エネルギー実質100%である沖縄電力の「地産地消型CO2フリーメニュー」に切り替えた。23年度からは太陽光発電を活用した「サステナブル基地局」の運用を開始。フリーメニューの適用範囲外である離島などでは、CO2排出量をゼロとみなすことができる「非化石証書」を購入した。
その上で、なおも排出されるCO2には、森林整備プロジェクトに投資して得られる「J―クレジット」を活用し、カーボンニュートラルを達成した。
今後は、非化石証書で実質CO2排出量ゼロとしている全体の約2割の電力使用量についても、35年度を目標に、太陽光や風力による発電設備に置き換えていく方針。
國吉博樹取締役執行役員常務は「沖縄の環境を守ることで企業が成り立つ。沖縄とともに発展していく沖縄セルラーの姿勢を示したい」と述べた。(嘉手苅友也)
