アジア時間28日朝の取引で、米株価指数先物が上昇した。米国と欧州連合(EU)がEUからの大半の輸出品に対して15%の関税を課すことで合意し、深刻な貿易戦争が回避されたことを受けた。

  S&P500種株価指数先物は0.4%上昇。同指数は先週末25日に5営業日連続で過去最高値を更新していた。一方、アジア株の先物の値動きは限定的。今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合や8月1日の米国の関税発動期限など重要イベントを前に様子見ムードが広がっている。ユーロはドルに対してやや上昇した。

  今週は米雇用統計の発表が予定されているほか、「マグニフィセント・セブン」の一角を占めるアップル、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズが決算を発表する。堅調な企業業績を背景に米国株に対する投資家の信頼感が高まっている。

  トランプ米大統領と欧州委員会のフォンデアライエン委員長は27日、貿易協定を巡る合意を発表。ただし、合意の詳細は明らかにされず、文書も公表されていない。

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  こうした中、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマイケル・ハートネット氏は、金融政策と金融規制の緩和が並行して進む中で、株式市場にバブルのリスクが高まっていると指摘している。

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原題:US Futures Climb After Trump Agrees EU Tariff Deal: Markets Wrap(抜粋)