全国一の梅の産地 和歌山県みなべ町で、梅干し用に塩漬けした梅を、夏の日ざしのもとで天日干しにする作業が本格化しています。

梅の収穫量が60年連続で全国一の和歌山県のなかでも、最も生産が盛んな みなべ町では、梅干し用に塩漬けにした梅を天日干しにする作業が、7月下旬ごろから始まります。

みなべ町の梅農家 中井貴章さん(33)は、今週に入って天日干しの作業を始めました。

中井さんは、専用のタンクで1か月ほど塩漬けした梅を、60センチ四方の専用の容器ですくいあげて 水で洗い、天日干しに使うハウスに移しました。

ハウスには、特産の南高梅がのった およそ300枚の容器が台の上に並べられていて、梅はこの状態で4日ほど天日干しされます。

中井さんは、梅の実に日ざしがまんべんなく当たるように、ひとつひとつ手作業でひっくり返していました。

県などによりますと、ことしの和歌山県産の梅は、不作が見込まれているのに加え、ひょうで実が傷つく被害が出ていて、中井さんの農園でも収穫量は例年の6割ほどだということです。

中井さんは「ひょうの被害もあったので収穫量は少ないですが、熱中症の予防や疲労回復にも効果的な梅干しを、ぜひ多くの皆さんに口にしてもらえたら うれしいです」と話していました。