およそ700年前に地域を襲った大雨がやんだあと感謝の気持ちを込めて踊られたと伝えられる舞を披露する伝統行事が13日、東京・大田区で行われました。
大田区の「厳正寺」に伝わる「水止舞」と呼ばれる伝統行事は、水害に悩まされた際に雨を止めるために行われた祈りが起源とされています。
はじめに水の神とされる龍神にふんした男性2人が荒縄を巻きつけられた状態で寺まで運ばれていくと、途中で地域の人たちが雨に見立ててバケツで勢いよく水をかけます。
すると、水がかかった龍神役の男性2人は喜ぶ竜の雄叫びをほら貝を吹いて表現していました。
クライマックスは雨がやんだあとこれに感謝して踊ったことに由来する舞です。
境内に設けられた舞台で三匹の獅子にふんした踊り手が太鼓を打ち鳴らしながら笛の音に合わせて舞を披露しました。
見物に来て沿道でびしょ濡れになった地元の小学生は、「初めてきたけれど、たくさん水がかかってびっくりしました。楽しかったです」と話していました。
また、初めて龍神にふんした太田達也さんは、「水にかかりながら音を出すのが結構難しかったです。この伝統行事をたくさんの人に知ってもらいたいです」と話していました。
