メキシコ・チリ、米の銅関税50%への対応検討 輸出先変更も視野

メキシコのシェインバウム大統領は9日、同国はトランプ米政権による関税を回避するため、通常、米国に輸出している銅を他国に振り替えることができるとの考えを示した。写真は2020年8月、チリのコデルコ:エル・テニエンテ銅山で撮影(2025年 ロイター/Fabian Cambero)

[メキシコ市/サンティアゴ 9日 ロイター] – メキシコのシェインバウム大統領は9日、同国はトランプ米政権による関税を回避するため、通常、米国に輸出している銅を他国に振り替えることができるとの考えを示した。また、チリのボリッチ大統領は、関税に関する連絡を米国からまだ受けていないとし、「公式」な連絡を待つ姿勢を示した。

シェインバウム大統領は定例記者会見で、メキシコは米国以外の輸出先を検討する可能性があるとした上で、「銅は世界中の多くの場所で必要とされているため、いくつかの選択肢がある」と指摘。同国当局者が貿易、安全保障、移民を巡る協議のため、11日にワシントンを訪問する予定だと述べた。

また、ボリッチ大統領はサンティアゴで記者団に対し、銅カソードが関税の対象となるかどうかを含め、米国政府からの公式な連絡を待っていると言及。「外交において、政策はソーシャルメディア(SNS)ではなく正式なコミュニケーションを通じて作られる」と述べた。

トランプ大統領は8日、輸入する銅に50%の関税を課すと述べた。チリは世界最大の銅産出国で最大の米国向け供給国。メキシコは第5位の米国向け供給国。 もっと見る

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