全国から発送の注文が殺到し、ギョーザ作りに大忙しのスタッフ=富山市中田1丁目のミッちゃん餃子

全国から発送の注文が殺到し、ギョーザ作りに大忙しのスタッフ=富山市中田1丁目のミッちゃん餃子

「ミッちゃん餃子」の外観。店内でギョーザを手作りしている

「ミッちゃん餃子」の外観。店内でギョーザを手作りしている

 ●注文2000件超、発送1年待ち

 人気俳優の木村拓哉さんが全国の冷凍ギョーザを食べ比べる企画で、富山市中田1丁目の「ミッちゃん餃子(ギョーザ)」が1位に選ばれ、店では発送の注文が殺到し製造が追いつかない状況となっている。木村さんが動画を配信した6月21日以降、2千件超の注文メールが届き、発送は1年待ちとなり、受け付けをいったん休止に。店は「富山の新名物として、富山を観光するきっかけになればいい」と歓迎している。

 木村さんがユーチューブで配信した企画では、全国から取り寄せた約20種類の冷凍ギョーザが紹介された。最初にミッちゃん餃子を口にした木村さんは「うまいっすよ。(食べても)重さが全然ない」と、薄い皮とたっぷりの餡(あん)を絶賛していた。

 「1位はミッちゃん餃子」。木村さんが結果を発表すると同時に、店には県外を中心に800件の問い合わせメールが殺到。通常は発送までの期間が1~2週間だが、メールが止まらず1年待ちの状態に。

  ●休日返上で手作り

 現在、店主の中山直美さん(56)らスタッフ8人が、休日返上で製造にフル稼働している。ただ手作りという性質上、一日最大4千個と限られる。多忙を極める中でも、中山さんは「通ってくれている地元のお客さんは大切にしたい」と、店の営業時間は短縮していない。

 ミッちゃん餃子は中山さんが2008年に富山市豊若町で開業。19年に現在地に移った。

  ●感謝の手紙送る

 ギョーザは国産の野菜と豚肉、自家製の調味料を使い、手作りしている。特に餡のベースになるキャベツはできるだけ富山県産にこだわり、スタッフが舌で水分量をチェックし、計器で糖度を測って、その日の餡の塩加減や脱水の度合いを決めている。

 中山さんは木村さんからナンバーワンに選ばれたことに「びっくりしている。あのキムタクさんがうちの商品を口にしてくれたこと自体、信じられない」と喜んだ。木村さんには感謝の手紙を送ったそうで、「今回の朗報を、ミッちゃん餃子を富山名物として定着させるための励みにしたい」と意気込んだ。

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