[東京 8日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比123円61銭高の3万9711円29銭と反発した。トランプ米大統領は7日、日本と韓国からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を課すと表明したが、4月に公表された税率とほぼ変わらなかったことや、交渉期限が延期されたことなどが支えとなり、日経平均は底堅い動きとなった。為替相場で円安が進行したことも支援材料となり、日経平均は一時200円超値上がりした。
日経平均は前営業日比45円安と小幅安でスタートした後、すぐにプラス転換し、前場前半には228円高の3万9816円27銭まで上昇。主力銘柄の一角や自動車株が底堅く推移した。為替相場でドルが146円前半まで上昇し、前日の取引時間中に比べて円安が進んだことも相場を支えた。
ただ、買いが一巡した後は小幅高の水準でもみ合う展開が継続。前場後半にかけては3万9600円台を中心に一進一退となった。
市場では「交渉期限が8月1日まで伸びたことや、税率が4月時点からほぼ据え置かれたことで、マーケットではあまりネガティブ視はされず、株価は底堅い動きとなっている。円安も輸出関連株の支えとなっているようだ」(フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏)との声が聞かれた。
一方、目先については「7月下旬以降に本格化する企業の決算発表では関税の影響は避けられないとみられ、想定以上に下方修正が相次いだ場合は指数の上値が重くなりそうだ」(笹木氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.14%高の2815.57ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0057億2500万円だった。東証33業種では、非鉄金属、海運、鉱業など18業種が値上がり。医薬品、保険、その他製品など15業種は値下がりした。
個別では、主力のトヨタ自動車(7203.T), opens new tabが小幅高。マツダ(7261.T), opens new tabやSUBARU(7270.T), opens new tabも上昇。投資会社ジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)による出資が好感されたオムロン(6645.T), opens new tab、タダノ(6395.T), opens new tabは大幅上昇。一方、前日に株式の売り出しを発表した丸井グループ(8252.T), opens new tabは4%超安だった。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983.T), opens new tabは小幅高、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabは1%超高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1019銘柄(62%)に対し、値下がりが536銘柄(32%)、変わらずが72銘柄(4%)だった。
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