県警は警察官を名のる男から詐欺事件に関係している可能性があるなどとして高知市の80代の女性が1900万円をだまし取られたと発表しました。ことしの県内の特殊詐欺被害は3億円をこえる事態となっています。
警察によりますと6月14日ごろ、高知市の80代の女性の自宅の固定電話に警視庁捜査二課のクドウを名のる男から電話がかかってきました。クドウは、大きな詐欺事件の捜査をしていて、女性の銀行口座に1000万円が振り込まれている。女性が詐欺に関係している可能性があるが、捜査をして無実を証明したいといった内容の話をしました。その後、女性はクドウと定期的に連絡をとったり、東京地検のキムラを名のる男とも電話で話をし、キムラに言われるがままに携帯電話を操作したりしました。途中からビデオ通話やメッセージのやりとりをする中で「お金を移動させてください」などと言われ、女性は定期預金を解約して現金を別の銀行の口座に移転しました。しかし、クドウからほかの銀行の方が金利が良いと言われたため、2回に分けて合計1900万円を振り込みました。女性は、クドウに指示されて携帯電話を操作する過程で、1900万円を振り込んだ銀行に自分の知らない別の口座を開設していて、その口座に振り替えられだまし取られたということです。これで、2025年に県内で起きた特殊詐欺の被害件数は52件で、被害金額は3億643万円に上りました。県警では、警察官が捜査のために預貯金口座の開設や、別の口座に移すといった指示をすることなどはないとし、警察官を名乗る電話があって、捜査対象となっていると言われた場合は、電話を切って、警察総合相談電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。

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