
米議会下院は2日、前日に上院が可決したトランプ大統領の看板政策を盛り込んだ大規模な減税・歳出法案の審議を開始した。写真は同日、連邦議会議事堂で報道陣に対応するジョンソン下院議長(2025年 ロイター/Annabelle Gordon)
[ワシントン 3日 ロイター] – 米議会下院は3日早朝、上院がしたトランプ大統領の看板政策を盛り込んだ大規模な減税・歳出法案について最終採決を行う見通しとなった。財政悪化に対する懸念から強硬派の共和党議員らが支持を保留していたが、党内対立を克服したようだ。
審議が難航する中、トランプ氏は米東部時間3日午前0時(日本時間午後1時)ごろ、法案が手続き上のハードルをクリアしていないことに不満を表明。自身の交流サイトで「史上最大の減税と好景気vs史上最大の増税と破綻した経済。共和党は何を待っているんだ?何を証明しようとしているんだ?MAGA(「米国を再び偉大に」運動支持者)は満足していないし、票を失うことになる」とけん制していた。
下院では共和党が過半数を握っているものの僅差となっているため、ジョンソン議長は党内の造反を3人以下に抑える必要がある。
トランプ氏は7月4日の独立記念日までに法案を成立させたい考えで、ホワイトハウスで一部の反対派議員と協議を行った。
議会予算局(CBO)は同法案で財政赤字が向こう10年間で約3兆3000億ドル拡大すると試算。約1200万人が健康保険を失う可能性があるとの見積もりも示している。
民主党は、減税措置が富裕層に偏って恩恵をもたらす一方で、低・中所得層が頼りにしている行政サービスが削減されるとして、法案に一貫して反対している。
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