日経平均は4日ぶり反発、中東情勢警戒和らぐ 買い一巡後は小動き

 6月24日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比436円47銭高の3万8790円56銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比436円47銭高の3万8790円56銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。朝方、イスラエルとイランの間で停戦合意が成立したとトランプ米大統領が交流サイト(SNS)に投稿したと伝わり、中東情勢を巡る警戒感が和らいだ。日経平均は一時、節目の3万9000円に迫る場面があったが、上値の重さも意識され、買い一巡後は小動きとなった。

日経平均は前営業日比425円高と堅調にスタートした後、上げ幅を広げ、一時636円高の3万8990円11銭まで上昇した。地政学リスクの後退で、エネルギー関連株が軟調となった一方、ハイテク株や空運株に買いが入った。一方、3万9000円に近づくと上値の重さも意識され、買い一巡後はもみ合いが継続。後場の値幅は148円程度にとどまった。

為替相場ではドルが145円台前半まで下落するなど、円高が進行したが、「中東情勢への警戒感が後退した安心感が強く、日本株は買いが優勢となった」(国内金融機関・シニアマーケットアナリスト)との声が聞かれた。

いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「あくまでもトランプ氏のSNS投稿の情報ではあるが、ひとまず好感する買いが先行し、イランとイスラエルが衝突する前の水準まで日経平均は戻した」と指摘。一方、「足元は3万8000円台値固めの動きで、レンジを切り上げていくのはもう少し先になりそうだ」(及川氏)という。

TOPIXは0.73%高の2781.35ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.73%高の1431.34ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆2040億3600万円。東証33業種では、非鉄金属、空運、証券、商品先物取引など20業種が値上がり。鉱業、石油・石炭製品、不動産など13業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.77%高の756.77ポイントと小幅に続伸した。

この日スタンダード市場に新規上場したプリモグローバルホールディングス(367A.T), opens new tabは、公開価格を6.3%下回る2013円で初値を付け、1685円で取引を終えた。ハイテク株の上昇が目立ち、レーザーテック(6920.T), opens new tabが13%超高、ディスコ(6146.T), opens new tabが4%超高、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabが3%超高。古河電気工業(5801.T), opens new tab、フジクラ(5803.T), opens new tabも大幅上昇した。半面、INPEX(1605.T), opens new tab、石油資源開発(1662.T), opens new tab、富士石油(5017.T), opens new tabは軟調だった。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983.T), opens new tabは小幅高、主力のトヨタ自動車(7203.T), opens new tabは小幅安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1044銘柄(64%)に対し、値下がりが509銘柄(31%)、変わらずが74銘柄(4%)だった。

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