ニュージーランドと聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。ダイナミックな自然と野生動物、海、山、空を楽しむアウトドア・アクティビティ、オーガニックな食、個性的なワインやクラフトビール、サステナブル・ブランド、先住民マオリの文化や伝統工芸……どのイメージも間違いないけれど、逆に言えばどれも当たってる。

ニュージーランドの面白さは、なんといっても訪れる人に合った楽しみがたくさんあること。海と山に囲まれて、国土の広さもなんとなく日本と似ていて、人々はみな親しみやすくてフレンドリー。都市部でもあくせくしてなくて、どこかゆったりといい“気”が流れている。そんな気持ちいいニュージーランドの旅を4回にわたり紹介します。

4回目の本記事では、ワイヘキ島とロトルアの魅力をお届け。

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Waiheke Island(ワイヘキ島)

大都市近くにある島で田園風景と美味しいワインを堪能

国内外の玄関口として知られる北島北部に位置する街、オークランド。温暖な気候で一年を通して過ごしやすく、「一日の中に四季がある」と言われるほど天気が変わりやすいこのエリアは、食をはじめ、アートや音楽など新しいカルチャーを発信するニュージーランド最大の都市。「シティ・オブ・セイルズ(帆の街)」と呼ばれ、ヨットやボートの所有者が多く、海上に出て遊ぶ市民が多いことでも知られている。そんな自然の中で過ごす時間を大切にする都市生活者が足繁く通うのがオークランドの東にある小さな島、ワイヘキ島だ。

フェリーでわずか40分ほどの場所にあるワイヘキ島。美しいビーチがあることから、夏には日帰り海水浴客で賑わいをみせる。また、「ワインの島」としても知られるほど、水はけのよい土壌や寒暖差などブドウ栽培のために適したテロワールを有している。世界的に有名なワイナリーも多く点在し、長期熟成に適したボルドースタイルとして、審査会や飲食店でも高い評価を得ているという。島にはワイナリーを結ぶ巡回バスや専用車でのツアーなどが充実。ワイン好きの間では、テイスティング目的でやってきて、一日に数軒ハシゴするのがこの島の楽しみ方でもあるようだ。

広大な敷地の中に建てられたワイヘキ島のワイナリーは、重厚な煉瓦造りや蔦の絡まった趣ある佇まいの建物で、レストランが併設されているところが多い。ニュージーランドを代表するワイナリーの1つ〈Stonyridge Vineyard〉は、ハリウッド俳優やスポーツ選手など世界のセレブリティがオークランドからヘリコプターでやってくることでも知られる有名スポット。とはいえ、観光客も多いので、肩肘張らずにワインと食事を楽しむことができる。

また、日本語堪能なオーナー(奥様は日本人)が手がける〈Tantalus Estate〉は無農薬栽培にこだわったワイナリー。クラフトビールのブリュワリーも併設しており、今後ビールも力を入れていきたいそうだ。高台にあり眺望抜群の〈Mudbrick Vineyard & Restaurant〉は、結婚式や会合ができるほどの広いレストランを有しており、ゆっくりテイスティングを楽しめる。訪れた客も庭やテラス、思い思いの場所で自由にワインを飲み、寛いでいる姿が印象的だった。

ワイヘキ島の素晴らしさはなんといっても大都市オークランドからのアクセスのよさ。旅の合間、都市が少し疲れたら、のどかな田園風景と美味しいワインを堪能しにワイヘキ島に行ってみる。そんなフットワーク軽く動ける距離感と豊かな自然が人々を惹きつける魅力となっている。

ACCESS
Stonyridge Vineyard(ストーニーリッジ・ヴィンヤード)
stonyridge.com

Tantalus Estate(タンタラス・エステート)
tantalus.co.nz

Mudbrick Vineyard & Restaurant(マッドブリック・ヴィンヤード&レストラン)
mudbrick.co.nz