米小売売上高、5月ー0.9%で予想以上の減少 コアは+0.4%

米商務省が17日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.9%減少した。ワシントンの市場で昨年8月撮影(2025年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal/File Photo)

[ワシントン 17日 ロイター] – 米商務省が17日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.9%減少した。1月以来4カ月ぶりの大幅な減少となった。関税を控えた駆け込み需要の反動による自動車販売の不振が影響し、予想以上に減少したものの、今のところ堅調な賃金上昇が消費者支出を支えている。

ロイター調査によるエコノミスト予想は0.7%減、予想レンジは1.7%減少から0.3%増まで幅があった。4月は0.1%増から0.1%減に下方修正された。

5月はガソリン価格下落によるガソリンスタンドの売り上げ減も影響した。

自動車、ガソリン、建築資材、食品サービスを除くコアの小売売上高は0.4%増。4月は0.2%減から0.1%減に上方修正された。

業種別では、自動車・部品販売店の売上高は3.5%減と、前月の0.6%減に続いた。建材・園芸用品は2.7%、ガソリンスタンドの売上高は2.0%、電気・家電量販店は0.6%、それぞれ減少した。

サービス部門として小売統計に唯一含まれる飲食店も0.9%減少した。

一方、オンライン販売は0.9%増、衣料品小売店も0.8%増加したほか、家具の売上高が1.2%、スポーツ用品・趣味用品・楽器・書籍が1.3%、それぞれ増加した。

オックスフォード・エコノミクスの副チーフエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「関税の発表は、特に自動車などの高額商品の購入時期に明らかな影響を与えているが、消費者支出の全体的な落ち込みにつながっている兆候はまだほとんど見られない」と指摘。「関税が実質可処分所得に重くのしかかり始めるため、年後半にはより顕著な景気後退(リセッション)状態が継続すると予想している」との見方を示した。

A column chart titled A column chart titled “Monthly change in US core retail sales” that tracks the metric over the last year.A column chart titled A column chart titled “Monthly change in US retail sales” that tracks the metric over the last year.

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