ドイツ銀行の債券および為替(FIC)トレーディング事業は、4-6月(第2四半期)初めに苦戦したものの、最終的には前年同期を上回る業績となる見込みだ。クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

  同CEOは12日ゴールドマン・サックス・グループ主催の投資家会議で、債券・為替トレーディング部門の収入は前年同期比で「1桁台前半の伸び」になるとの見通しを示した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想では8%余りの増加が見込まれていた。

Christian Sewing

クリスティアン・ゼービング氏

Photographer: Liesa Johannssen/Bloomberg

  ゼービング氏は「4月の最初の15日間は非常に厳しいスタートだったが、巻き返した」と述べ、「4月末時点で、われわれは本来あるべき水準に戻った」と語った。

  同氏はまた、トレーディングの好調が、M&A(企業の合併・買収)助言や証券発行関連業務の分野での想定を下回る業績を補う見込みだとも述べた。

  こうした分野の業績低迷からは、4月上旬のトランプ米大統領による関税発表の影響がうかがわれる。関税の発表は市場を混乱させ企業に株式や債券発行を先送りさせた。

 

原題:Deutsche Bank Says Traders Overcame ‘Rough Start’ to Quarter (1)(抜粋)