インド西部アーメダバードで12日午後に発生したエア・インディア(AI)171便の墜落事故を受け、当局は原因究明に向けて機体残骸の捜索を開始した。ボーイングの最新鋭ワイドボディー旅客機「ドリームライナー」が墜落し、乗員・乗客242人のうち241人が死亡するという過去10年以上で最悪の航空事故となった。

  13日午前には、最後の数分間の重要な記録を収めたブラックボックス2個のうち1個が発見されたと、インド民間航空省が発表した。回収されたのは機体の屋根の部分に設置されていたデジタルフライトデータレコーダーだという。

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Air India Boeing 787 Crashes After Take-Off From Ahmedabad

エア・インディア機の墜落事故現場(インド西部アーメダバード、6月12日)

Photographer: Elke Scholiers/Getty Images

  事故現場は無残な光景で、焼け焦げた機体の破片から今も煙が上がっている。事故当時、医学生らが食事をしていたBJメディカルホステルは大きく損傷。4棟の高層建物が半焼し、黒く焼け焦げている。現場では消防隊が放水を続け、警察や関係当局が残骸の撤去作業を進めている。

  インド航空事故調査局の高官は、12日は救助活動が中心だったが、13日から証拠物の捜索が始まると、非公開情報を理由に匿名で語った。

  13日午前にはインドのモディ首相が事故現場を短時間訪れた。

  ロンドン行きだったボーイング787-8型機は、離陸からわずか数分で巨大な火の玉となって爆発した。この経緯と原因に多くの疑問が投げかけられている。事故現場から煙が立ち上る様子はSNSにも投稿されている。

  エコノミークラスの最前列に座っていた乗客ラメシュ・ビシュワスクマル氏が奇跡的に生存できたことも謎だ。同氏の証言が事故原因究明の重要な手がかりになる可能性がある。

Air India Boeing 787 Headed to London Crashes After Takeoff

墜落現場に残された事故機の尾翼(インド・アーメダバード)

Photographer: Siddharaj Splanki/Bloomberg

原題:Search for Answers Hastens in Air India Crash That Killed 241(抜粋)

(第2段落のブラックボックス発見について、情報を更新します)

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