4月の米住宅着工件数は前月比で増加。集合住宅が上向いた。一方、一戸建て住宅の着工は減少した。

キーポイント住宅着工件数は前月比1.6%増の年率換算136万1000戸市場予想の中央値は136万4000戸前月は133万9000戸(速報値132万4000戸)に上方修正住宅建設許可件数は4.7%減の141万2000戸市場予想の中央値は145万戸

  集合住宅が10.7%増えたことが全体を押し上げた。一方、一戸建て住宅の着工件数は2.1%減少し、昨年7月以来の低水準。特に西部で落ち込みが大きかった。

  一戸建て住宅の建設許可件数は5.1%減ってほぼ2年ぶり低水準。向こう数カ月に新築住宅の着工が減速することが示唆された。

  一戸建て住宅の着工件数と建設許可件数は、7%近辺で推移する住宅ローン金利の影響で需要が限定的となる中、住宅業界が勢いを欠いている状況を浮き彫りにしている。住宅建設業者の景況感を示す指数は5月に大きく下がり、2023年11月以来の低水準となった。

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  新築住宅の供給が17年ぶり高水準となる中、建設業者としては着工を増やすインセンティブはほとんどない。建設中の一戸建て住宅は4月、前月に続いて減少し、4年ぶり低水準となった。

  4月の一戸建て住宅着工件数の減少は、西部で18.7%落ち込んだことが大きく影響した。この減少率は2023年8月以来の大きさ。他の3地域では増加したものの、前年の活動水準と比較すると全体的に鈍化が見られる。

  完成物件数は6%近く減少し、23年10月以来の低水準。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Housing Starts Increase on Pickup in Multifamily Construction(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)