欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は15日、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が詐欺広告から消費者を保護するためのEUのルールを順守していないとの見解を示した。親会社の字節跳動(バイトダンス)は、制裁金を科される可能性がある。

  欧州委員会はTikTokが、自社プラットフォーム上の広告内容、広告のターゲット、広告費の支払い元に関する情報の提供が不十分と指摘した。指摘は暫定的なもので、TikTokには反論の機会が与えられるが、違反が正式に確認されれば、年間全世界売上高の最大6%に相当する制裁金が科される。

  TikTokの広報は、コメント要請に対し今のところ応じていない。

  EUは現在、中国資本のTikTokに対し複数の調査を進めており、今回の広告に関する違反の疑いも、アルゴリズムの設計が引き起こす潜在的な悪影響、年齢確認制度、未成年者保護対策などを含む、同社への広範な調査の一環だ。また、同社がルーマニア選挙を巡り、偽アカウントや外国勢力の干渉を防ぐ措置を講じたかどうかについても、調査が行われている。

 

原題:EU Says TikTok’s Ad Repository Breaks Customer Protection Rules(抜粋)