
石油輸出国機構(OPEC)は14日、加盟国やロシアなどで構成する「OPECプラス」に入っていない産油国の石油供給の2025年の伸びについて、日量約80万バレル増を見込み、これまでの日量90万バレル増から見通しを下方修正した。(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ロンドン 14日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)は14日、加盟国やロシアなどで構成する「OPECプラス」に入っていない産油国の石油供給の2025年の伸びについて、日量約80万バレル増を見込み、これまでの日量90万バレル増から見通しを下方修正した。原油価格の値下がりを受け、設備投資の減少が見込まれるとした。
25年と26年の世界の石油需要については、これまでの見通しを据え置いた。
OPECは月報で、25年の米国の石油生産量見通しを日量約30万バレル増とした。これまでの40万バレル増から引き下げた。OPECプラス以外の国の25年の設備投資は前年から約5%減ると予想。24年の投資額は2990億ドルで、前年より増加していた。
OPECプラス以外の国が石油供給の伸びを鈍化させれば、OPECプラスは需給バランスを取りやすくなる。近年、米国のシェールや他国の急速な生産量の増加が価格の押し下げ要因となっていた。
OPECプラスが5月と6月に計画より供給量を拡大することを決めたことや、米政権の関税措置に伴う世界経済の減速懸念から、原油価格はここ数週間、低迷していた。
OPECは「石油業界は効率や生産性の向上に注力しているものの、石油開発・生産への投資減少が25、26年の生産に影響しかねない」と指摘している。
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