モトローラは手触りと色彩の面でも差別化を図ろうとしている。同社によると、2024年に自社で販売したスマートフォンの65%は、長年市場で一般的だった暗めの色や中間色のものではなかった。

このことから同社は新型razrシリーズにおいて、鮮やかで幅広いカラーバリエーションを用意した。質感にもこだわり、motorola razr ultraには4種類の仕上げが用意されている。FSC認証を取得した木材を使用した「Mountain Trail」、イタリア製のスエード調人工皮革「アルカンターラ」をスマートフォンで初めて採用した「Scarab」、サテンのような仕上げの「Cabaret」、レザー調の質感をもつ「Rio Red」だ。

モトローラは、razr製品の購入者のうち25%がiOSからの乗り換えだと主張している。iPhoneユーザーはアップル製品を使い続ける傾向が強いことを考えると、これはきわめて高い割合だ。アップルにとっては折り畳みタイプのiPhoneの開発を急ぐさらなる動機になるかもしれない。

motorola razr+とmotorola razr ultraは、motorola razrよりも大型となる4インチの外部ディスプレイを引き続き搭載している。モトローラによると、このディスプレイはさらにカスタマイズ性が高まり、友人の連絡先や音楽ストリーミングなど各種機能の専用パネルを追加できるほか、端末を開かずに素早く情報にアクセスできるウィジェットも拡充された。motorola razr ultraを開くと現れるメインディスプレイは、ベゼルの幅を狭めたおかげでシリーズ最大となる7インチのサイズを実現した。

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motorola razr ultraの4インチの前面ディスプレイ。

Photograph: Julian Chokkattu

カメラに関しては、特にmotorola razr ultraに大きな変更が加えられた。2番目のカメラが超広角レンズに変更されたのだ。一方、motorola razr+モデルでは引き続き望遠レンズを搭載している。昨年、motorola razr+が超広角レンズの代わりに2倍光学ズームレンズを採用した際には、やや賛否が分かれた。

折り畳みスマートフォンに超広角カメラを搭載することで、集合写真でより多くの人物をフレームに収めやすくなる。さらに、シリーズのなかでDolby Visionによる動画撮影に対応しているのは、motorola razr ultraだけだ。これにより、色の再現性が一段と高まる。

3機種すべてに「Signature Style」と呼ばれる新しい写真機能が搭載されている。この機能では写真の色味やトーンを調整することができ、さらに好みのスタイルをすべての画像に適用できる。これに加え、motorola razr ultraには独自の機能も用意されている。「Group Shot」は、グーグルのPixelシリーズに搭載されている「ベストテイク」と似た機能で、複数の写真を合成し、誰も目を閉じていない集合写真を生成することができる「Action Shot」ではシャッタースピードを調整し、動きのある被写体をくっきりと撮影できる。「Air Gesture」では、手のひらを見せるジェスチャーで動画撮影を開始し、握り拳をつくることで録画を停止できる。