
石油輸出国機構(OPEC)加盟国にロシアなどを加えたOPECプラスが決定したサウジアラビアなど有志8カ国による自主減産の4月からの縮小に関し、原油供給の拡大を見送る可能性があることが分かった。写真は11月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ/アルマトイ/ドバイ 7日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)加盟国にロシアなどを加えたOPECプラスが決定したサウジアラビアなど有志8カ国による自主減産の4月からの縮小に関し、原油供給の拡大を見送る可能性があることが分かった。ロシアのノバク副首相が7日、「市場に不均衡があれば、いつでも逆の方向に動くことができる」と述べた。
ノバク氏はオンライン会見で記者団に、ロシアは2月には合意されている割り当て量を下回る生産にとどめたと説明した上で、有志国は4月から自主減産を縮小するが、その後は原油価格の動向次第で、他の措置を検討する可能性があると言及した。発言を受け、原油価格は1バレル当たり1ドル以上上昇した。
有志8カ国は3日にオンライン会合を開き、4月から予定する増産計画の維持を確認した。有志国にとっては2022年以来の供給拡大となり、ロイターの試算では増産量は日量13万8000バレルとなる。
また、サウジアラビアを含む数カ国が、産油量を増やすカザフスタンの動きに反発していると3人のOPECプラス関係筋がロイターに明らかにした。
米石油大手シェブロン(CVX.N), opens new tabがカザフスタン最大のテンギス油田で生産を拡大する中、カザフスタンに設定された割り当て量である日量146万8000バレルを大幅に上回る過去最高の生産量を記録している。カザフスタンのサトカリエフ・エネルギー相はオンラインで記者団などに石油大手に生産の縮小を命じたと明らかにした。別の政府関係者も3月から5月にかけて生産を縮小すると明言した。
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