中国新築住宅価格、3月は前月比横ばい 政策支援も需要低迷続く

 4月16日、3月の中国新築住宅価格は前月比横ばいだった。写真は2022年2月、上海で撮影(2025年 ロイター/Aly Song)

[北京 16日 ロイター] – 3月の中国新築住宅価格は前月比横ばいだった。国家統計局が16日発表したデータを基にロイターが算出した。不動産セクターに対する政府の広範な政策支援にもかかわらず、軟調な需要が続いている。

2月は前月比0.1%下落していた。

前年比では4.5%下落。2月は4.8%下落だった。

米国との貿易摩擦激化で圧迫される経済を下支えするため、当局者はここ数カ月、不動産セクターの安定化を図る方針を繰り返し表明している。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、サラ・タン氏は「輸出は今後、米国の関税引き上げに直面することになる。米中貿易摩擦は4月に大幅に激化し、両経済大国が報復関税の応酬に巻き込まれた」と指摘した。

「外部環境の悪化の影響を緩和するために、政策当局は国内の持続可能な経済成長に重点を移し始めている。不動産市場の急激な落ち込みは、依然として家計にとって大きな懸念材料だ」と述べた。

統計局のデータによると、中古住宅価格は前年比で全般的に下落したが、前月比では第1級都市がわずかに上昇した。

The chart shows month-on-month change in China's new home prices.The chart shows month-on-month change in China’s new home prices.

1─3月の不動産販売(床面積ベース)は前年比3.0%減で、落ち込み幅は1─2月の5.1%から縮小した。

不動産投資は9.9%減少した。

GDDCEリサーチ・インスティテューションのアナリスト、マ・ホン氏は、不動産販売は年末までに底を打ち、投資の減少幅は今年縮小して2026年末か27年初めまでに安定するとの見方を示した。

同氏は資金調達コストを軽減するため、第2・四半期後半か第3・四半期初めまでに5年物ローン・プライム・レート(LPR)が50ベーシスポイント(bp)引き下げられると予想している。

ムーディーズ・アナリティクスのタン氏は「中国の今年の見通しは依然として厳しい。米国との緊張の高まりが輸出と投資の低迷を招く。こうした混乱は家計の不安を増大させ、不動産市場の回復も不均一で不安定なものになるだろう」と分析した。

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