インドの人工知能(AI)スタートアップ、ジロー・ラブズ(Ziroh Labs)は、エヌビディアなどの先端半導体を必要とせずに大規模AIモデルを実行できるとされる低価格システムを開発した。
「Kompact AI」は、インド工科大学マドラス校との共同研究で開発された。ジローによると、高価な画像処理半導体(GPU)ではなく、一般的なコンピューティングデバイスに搭載されている中央演算処理装置(CPU)上でAIを実行できる。
中国発のAI企業DeepSeek(ディープシーク)が米国の競合他社に比べ、はるかに低いコストで競争力のあるAIモデルを構築したと発表した後、AI開発者は効率的なモデルを追求している。ジローのアプローチは、主に推論プロセス、つまり学習後のAIシステムの運用に重点を置いている。
同社は、主要なAIモデルをパソコン(PC)上で実行できるよう最適化できるとしている。今週開催されたイベントでのデモで、同社の研究者チームが市販のインテル「Xeon」プロセッサー搭載のノートパソコン(PC)上で、米メタ・プラットフォームズの「Llama(ラマ)2」や中国アリババグループの「Qwen2.5」などのAIモデルを実行する様子が披露された。
ジローは、Kompact AIが高精度な結果につながるとし、同社技術は米半導体メーカーのインテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって検証済みだとした。
イベントにバーチャル参加した旧サン・マイクロシステムズの元最高戦略責任者で、ジローのテクノロジーアドバイザーであるウィリアム・ラドゥチェル氏は「今後数年間で、非常に大きな市場インパクトをもたらすだろう」と述べた。
原題:Indian Startup Unveils System to Run AI Without Advanced Chips(抜粋)
