トランプ大統領とFRBのパウエル議長の対立が、鮮明になっています。
トランプ大統領の「パウエル議長よ、金利を下げろ」などのSNS投稿について、金融市場では、トランプ政権が打ち出した関税措置をきっかけに株価が急落する中、利下げによる経済や株価の下支えを求めるねらいがあると受け取られました。
しかし、投稿のすぐあとに講演したパウエル議長は、利下げの判断は急がず、経済指標などを見極めて、慎重に金融政策を決定していく考えを強調しました。
さらにパウエル議長は「われわれは厳格に非政治的だ。そのことはどれだけ強調しても強調しすぎることはない」と述べました。
またネクタイの色について問われ、共和、民主両党のイメージカラーを念頭に、赤でも青でもなく、いつも紫のネクタイをしていると答える一幕もありました。
トランプ大統領がFRBに対し頻繁に利下げを要求する発言や投稿を繰り返し、独立性が重んじられるFRBの政策判断への影響を懸念する指摘も出る中で、パウエル議長は政治から独立して金融政策を決定していく姿勢を強調しました。
