宮城県川崎町の山中で今月15日、建設資材を降ろしていたヘリコプターの風にあおられ、地上にいた男性作業員が高さ約20メートルの崖から転落する事故があった。国土交通省は航空事故と認定し、27日に運輸安全委員会の航空事故調査官2人を現地に派遣し、調査を開始した。

宮城・川崎町でヘリコプターの風圧で作業員転落、運輸安全委が調査開始

現地入りする調査官らの車(27日、宮城県川崎町で)=画像を一部修整しました

 国交省によると、事故が起きたのは15日午前10時50分頃。「東北エアサービス」(岩沼市)のヘリが送電線の鉄塔の建設資材をつり下げて降下していた際、男性作業員はヘリの主回転翼から吹き下ろす「ダウンウォッシュ」と呼ばれる風にあおられ、多発 肋骨(ろっこつ) 骨折などの重傷を負った。

 運輸安全委は29日まで関係者に聞き取りを行うなどして事故原因を調べる。大槻貴志調査官は「事故現場での調査内容や関係者の話を細かく精査し、原因を突き止めたい」と話した。