
3月20日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、欧州連合(EU)による軍事支出拡大に関してECBが役割を果たせるかどうかを将来のどこかの時点で議論することになると明らかにした。ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Marc Jones)
[ロンドン 20日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は20日、欧州連合(EU)による軍事支出拡大に関してECBが役割を果たせるかどうかを将来のどこかの時点で議論することになると明らかにした。ロンドンでのイベントで語った。
ホルツマン氏は、ECBが債券購入を通じて軍事支出を賄うのかどうかを尋ねられると「まだ議論していない、ほのめかしただけだ」と答えるにとどめた。また、いつ議論するかの質問に対しては、時期は特定せずに「将来」議論すると語った。
米国が欧州に対する軍事支援縮小の意向を示す中で、EUは欧州の防衛とウクライナ支援に向けて総額8000億ユーロ(8678億4000万ドル)の軍事支出拡大を計画している。
ECBはユーロ圏債務危機のピーク時や、新型コロナウイルス禍以来、さまざまな債券買い入れプログラムを活用して政府の借り入れコストを抑制してきた。
ECBのラガルド総裁は最近、ECBが資金調達で直接的な役割を果たす可能性を否定し、これはECBの目的ではないとの考えを示していた。
一方でドイツ連邦議会(下院)は今月18日、軍事支出の急拡大に向けて財政規律を緩和する憲法改正案を可決した。政府の借り入れコストは今月に入って急上昇している。
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