The Wall St entrance to the NYSE  is seen in New York

The Wall Street entrance to the New York Stock Exchange (NYSE) is seen in New York City, U.S., November 15, 2022. REUTERS/Brendan McDermid

[ニューヨーク 21日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が小反発。ナスダック総合も約0.5%高で引けた。トランプ大統領の関税に関する発言を受け、4月初めに発動が予定される相互関税の影響に対する懸念が和らいだ。

トランプ大統領は、関税について柔軟に対応するとし、グリア米通商代表部(USTR)代表が来週、中国側のカウンターパートと協議すると見通しと述べた。関税を米国の対中貿易赤字削減に活用する方針も改めて示した。 もっと見る

S&Pは一時1%強下げる場面もあったものの、切り返した。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの米SPDR事業チーフ投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は、今週株価が大幅に回復しなかったことに懸念を表明。「トランプ政権の貿易政策を巡る不確実性、米経済成長不安に対する懸念、そして最終的に金融政策の方向性を巡る不確実性」が要因と指摘した。

シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は21日、トランプ政権の関税政策が持続的なインフレにつながるかは米連邦準備理事会(FRB)にとって未知数とし、どのような影響が及ぶか「整理する」ためにさらに時間が必要だとした。 もっと見る ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も、関税措置が物価に及ぼす影響を判断するのは時期尚早で、FRBは政策変更を急いでいないと述べた。 もっと見る

週足では、S&Pが0.5%高、ナスダック総合は0.17%高と、ともに5週間ぶりの上昇となった。ダウは週間で1.2%高と、2カ月ぶりの大幅な伸びを記録した。

物流大手フェデックス(FDX.N), opens new tabは6.45%安。2025会計年度(24年6月―25年5月)の1株当たり利益見通しを下方修正したことが嫌気された。 もっと見る 競合のUPS(UPS.N), opens new tabも1.61%下落した。スポーツ衣料品ナイキ(NKE.N), opens new tabは5.46%安。第4・四半期(3─5月)売上高が10%台半ばの減少を見込むとし、市場予想を下回った。 もっと見る 一方、航空機大手ボーイング(BA.N), opens new tabは3.06%高。トランプ大統領は、米空軍の次世代戦闘機の製造契約を航空機大手ボーイングと締結したと発表した。 もっと見る 受注獲得を逃したロッキード・マーティン(LMT.N), opens new tabは5.79%下落した。

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当たり、出来高とボラティリティーが高まった。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.93対1の比率で上回った。ナスダックも1.42対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は210億5000万株と、直近20営業日の平均は164億7000万株を大幅に上回り、1月7日以来最大となった。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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