スペースX「スターシップ」打ち上げ連続失敗、火星計画に暗雲

 イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXが6日、テキサス州から宇宙船「スターシップ」を打ち上げたが、数分後に宇宙空間で爆発した。写真は燃えながら落下するロケット破片。ソーシャルメディアの動画から(2025年 ロイター)

[6日 ロイター] – イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXが6日、テキサス州から宇宙船「スターシップ」を打ち上げたが、数分後に宇宙空間で爆発した。1月に続く打ち上げ失敗で、火星探査計画に暗雲が広がった。

スターシップは、早ければ10年以内に人類を火星に送るというマスク氏の計画の中核をなす。しかし今回で打ち上げ失敗は8回目となった。

ソーシャルメディア上の動画によると、フロリダ南部とバハマ諸島付近では、爆発したロケットの破片が夕暮れの空に燃えながら落下する様子が見られた。

火星探査計画にも利用される高さ123メートルのロケットと宇宙船は現地時間午後6時半にテキサス州ボカチカのスペースX施設から離陸。ライブ動画によると、数分後に到達した宇宙空間で制御を失い、回転し始めた。複数のエンジンが停止したとみられる。

スペースXの広報担当は「前回もこのようなことが起きた」と述べた。

同社は声明で、スターシップの後部セクションで発生したエネルギーの急激な放出が原因で複数のエンジンが停止したと指摘した。「この結果、姿勢制御ができなくなり、最終的にスターシップとの通信が途絶えた」と説明した。

「スターシップとの最終的な接触は、打ち上げから約9分30秒後だった」と述べた。落下したロケットの破片に有毒物質は含まれていないとしている。

連邦航空局(FAA)は、マイアミ、フォートローダーデールなどの各空港で、少なくとも現地時間の午後8時までは飛行を中止するよう通達した。

FAAはスペースXに対し、失敗の原因を調査し結果をFAAに報告し承認を得るよう求めた。FAAの許可が下りるまでは次の飛行は実施できないとしている。

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