1月の米中古住宅販売成約指数は、全米不動産業者協会(NAR)のデータが残る2001年以降の最低を記録した。寒波で住宅購入が鈍った上、高い価格と住宅ローン金利が悪影響を与えた。
キーポイント米中古住宅販売成約指数(季節調整済み)は前月比4.6%低下の70.6ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.9%低下
US Home Contract Signings Reach Record Low
Winter weather and mortgage costs hit pending sales, especially in South
Source: National Association of Realtors
米国最大の住宅販売地域である南部では9.2%低下。同地域の一部で記録的な降雪があったことが響いた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以来、最大の低下となった。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は発表文で「過去25年で最も寒い1月になったことが、買い手の減少につながったかどうかは不明だが、そうであれば、販売は今後数カ月に活発化するだろう」と予想。「しかし、住宅価格の高騰と住宅ローン金利の上昇が購買力を圧迫していることは明らかだ」と指摘した。
ここ数週間の米住宅市場は、概して悲観的なムードが強まっており、今回の数字はそれを裏付けるものとなった。昨年11月の大統領選挙をきっかけにしたモメンタムは、住宅ローン金利が7%付近で高止まりしているため、徐々に弱まっている。NARが21日に発表した中古住宅販売件数は昨年9月以来の減少となった。
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住宅価格は上昇を続けており、購入希望者を圧迫している。S&P・コアロジック/ケース・シラーのデータによると、全米ベースの住宅価格指数は12月に前年同月比3.9%上昇。前月(3.7%上昇)から加速した。
NARのデータによると、中古住宅の販売価格は中央値で39万6900ドル(約5900万円)となり、5年前との比較で49%上昇している。
地域別の成約指数は、中西部と西部でもわずかに低下。北東部では小幅上昇した。
成約は通常、販売の1-2カ月前に結ばれるため、中古住宅市場の先行指標となる傾向がある。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Pending Home Sales Fall to Record Low on Weather, Rates(抜粋)
(統計の詳細を加え、更新します)
