セブン&アイ、MBOの資金調達めど立たず 創業家から連絡

 2月27日、セブン&アイ・ホールディングスは、同社に買収を提案していた創業家から資金調達のめどが立たなくなったとの連絡を受けたと発表した。写真は、同社のロゴ。2024年8月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 27日 ロイター] – セブン&アイ・ホールディングス (3382.T), opens new tabは27日、創業家から昨年受けたMBO(経営陣が参加する自社買収)提案は現時点で検討対象ではなくなったと発表した。買収資金を調達するめどが立たなくなったと創業家から連絡を受けた。カナダの小売大手による買収提案を含め、「全ての戦略的選択肢を精査・検討する」としている。創業家は資金の主要な出し手として伊藤忠商事(8001.T), opens new tabに出資を打診していたが、伊藤忠はこの日、検討を打ち切ったと発表した もっと見る 。

27日午前の東京株式市場でセブンの株価は一時約12%下落、伊藤忠は7%弱上昇した。

セブンのMBOを巡っては、読売新聞が27日、断念する方向で最終調整に入ったと報じていた。

セブンはカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタール(ATD.TO), opens new tabから昨年受けた買収提案の受け入れに難色を示しており もっと見る 、同紙によると、今後、自力での企業価値向上を目指す。

クシュタールは26日、今も友好的な買収を目指していることを明らかにした。同社広報は「半年以上前に提案を公表して以降、日本を複数回訪問して多くの関係者と協議を重ねてきた。彼らの継続的な支援に感謝している」とし、規制当局の承認や投資を確実に進めていく考えを示した。

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