「高額療養費制度」で、一月当たりの負担の上限額を、ことし8月から段階的に引き上げる方針についてがん患者らでつくる団体などは「治療の継続を断念しなければならなくなる」などとして12日、引き上げに反対する署名を福岡厚生労働大臣に手渡しました。
福岡大臣は14日、患者団体などの代表者と改めて面会し「長期で療養している人の負担感を含め、どう答えを導き出せるか、悩みに悩んだ検討結果をお伝えしたい」と述べたうえで、当初の方針を修正し、長期的に治療を続ける患者の負担を据え置くことを伝えました。
具体的には、がん患者らが直近の12か月の間に3回以上制度を利用すると4回目からは負担が軽減される「多数回該当」の上限額について引き上げを凍結し、今のまま据え置くということです。
面会のあと福岡大臣は記者団に対し「特に長期にわたって療養を続けている人が、今回の見直しに対して不安を感じていることは事実でそうした人たちの思いに最大限、寄り添う必要があると判断した」と述べました。
