3日、米ニューヨークに寄港した「飛鳥2」で、蒔絵について語る人間国宝の室瀬和美さん。右が能楽小鼓方の大倉源次郎さん=金子靖志撮影 【ニューヨーク=金子靖志】一般社団法人「TAKUMI―Art du Japon」(代表理事・近藤誠一元文化庁長官)は3日、米ニューヨークに寄港した大型クルーズ船「飛鳥2」で日本の伝統文化を紹介するイベントを開いた。人間国宝の2人が自身の作品や古典芸能について語った。
読売新聞グループ本社が船舶投資ファンドの「アンカー・シップ・パートナーズ」と連携して取り組んでいる伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」の一環で、米国在住で文化や芸術に関わる約70人が参加した。
登壇した室瀬和美さん(
蒔絵(まきえ)
)は、「平安時代に蒔絵が完成して以来、何一つ技術は変わっていない」と紹介。大倉源次郎さん(能楽小鼓方)は約400年前に作られた小鼓で演奏し、「能楽は災害や戦争を乗り越え、600年続いてきた。これからも能楽の良さを伝えていきたい」と語った。司会を務めた近藤さんは、「作家の思いが込められた伝統工芸は工業製品と歴然たる違いがある」と解説した。
ニューヨーク近郊に住む織物作家シエナ・マーツさん(33)は、「想像を絶する長い歴史を経て今も息づく日本の伝統文化に接することができ、とても感激した」と語った。
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