講習会に出席した尾畠さん(右)講習会に出席した尾畠さん(右) 「スーパーボランティア」として知られる大分県日出町の尾畠春夫さん(84)が、大分市の大分大旦野原キャンパスで開かれた学生向けの災害ボランティア講習会に参加し、被災者支援の心構えを語った。

 5月29日に開かれた講習会には、災害ボランティアに関心のある学生ら約80人が出席。防災活動に取り組むNPO法人の代表理事らが講演した後、尾畠さんは最後の質疑応答の場面で、トレードマークの赤い鉢巻き姿で登場した。 学生から被災地で気をつけていることを尋ねられた尾畠さんは「手伝ってあげるという気持ちで現場に行ってはいけない。思っているだけで災害に遭った人には読み取られる。2歩も3歩も下がった言葉の使い方をするように」と説明し、「『秋の稲穂』になりきらないと駄目」と、謙虚な態度の必要性を強調した。 また、事前にテレビや新聞で情報を集め、到着して最初にすべきことを考えて道具や食べ物を準備していることも紹介し、「現地で必要なものは全部持って行く」と説明。最後に、「一番大事なことは、自分の命を自分で守ることだ」と呼びかけた。 福祉健康科学部4年の佐藤陽菜さん(21)は「声やしゃべり方が力強く、話を聞くだけで元気をもらえた。被災者に接するときの言葉の大切さも勉強になった」と話していた。