山口県警周南署は4日、同県周南市、公益財団法人「周南市文化振興財団」の元職員の容疑者(56)を詐欺容疑で逮捕した。同財団は昨年7月、容疑者らが財団の売上金など計約1億4200万円を着服したとして、県警に告訴していた。山口県警察本部山口県警察本部 発表によると、容疑者は財団から休職処分を受けていた昨年5月13~17日、財団の集金担当を装い、財団がコンサートなどの入場券の販売を委託している同市と同県防府市の2社から計約29万円をだまし取った疑い。現金を受け取った事実は認めているが、「後日、財団に返すつもりだった」と容疑を否認しているという。

 同財団は、容疑者と、会計担当で昨年3月に退職した元嘱託職員の男性を、売上金など計約1億4200万円を着服した疑いで昨年7月に刑事告訴した。同署が捜査しており、元嘱託職員の男性にも事情を聞いている。