5月にあった水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で、環境省職員が団体側の発言中にマイクを切った問題を受け、共産党の国会議員が2日、熊本県水俣市で7団体の約10人と懇談した。団体側は「水俣病問題はいまだに終わっていない」と訴え、国会での追及を求めた。 市公民館であった懇談には、伊藤環境相と懇談した8団体のうちの7団体の代表らが出席。音声を切られた「水俣病被害市民の会」の山下善寛代表(83)は、水俣病被害者救済法に規定された健康調査の実施が必要として、「環境省は水俣病問題を全面解決する責任がある」と訴えた。

 問題を受けて団体と意見交換した際、立憲民主党は被害者救済に向けた新たな法案を国会会期中に提示する方針を示している。この方針も念頭に、共産党副委員長の山下芳生参院議員は「超党派の議員で協力し、事態を動かすため知恵と力を合わせたい」と語った。