コンナサウナ(帯広市)
サウナ室「アツマル」で体を温める人たち
プールのような大きな水風呂の周りを、コンテナに似た形の六つのサウナが囲んでいる。地元の工務店が昨年4月に開業したサウナ施設で、フィンランドの湖畔をイメージした。
薪(まき)
ストーブは、住宅建材を作る際の間伐材や廃材を活用している。
コンテナの形をしたサウナ室がプールのような水風呂を囲む 帯広市を中心に戸建て住宅を販売する「住計画FURUTA」が新規事業として始めた。木材価格の高騰や人口減で、住宅の建設ラッシュは見込めない。最近のブームにも背中を押され、国がコロナ禍を受けて始めた「事業再構築補助金」を活用した。
パーティションがあり隣の人を気にせず集中できる「スゴモル」 六つのサウナにはそれぞれ名前が付けられている。「アツマル」はドアを開けるとすぐ目の前にストーブがあり、左右に4段の座席が延びる。「スゴモル」は席の間にパーティションがあり、薄暗い室内が揺れる炎に照らされる。「カタラウ」は温度が低めで、20分ぐらい入っていられそうだ。
プールのような水風呂で泳ぐこともできる 温度や湿度、明るさがそれぞれ異なり、おしゃべりができるかも決められているので、その日の体調や気分に合わせて選べる。湧き水を使った水風呂は深さが最大で190センチもあり、湖に飛び込むような体験ができる。外気浴の開放感も格別だ。
自由にロウリュもできる 住計画FURUTAの古田義貴社長(42)は祖父、父と続くサウナーで、子供の頃から自宅に薪ストーブのサウナがあった。月に何回かある「サウナの日」が楽しみで、揺らめく炎を見ているとリラックスでき、父との会話も弾んだ。そんな思い出を大切にしようと、六つのサウナの熱源はすべて薪ストーブにした。 木造のサウナ室は、トラックに載せて移動できる仕組みになっている。災害時には湯を沸かしたり、暖を取ったりすることも可能だ。古田社長は「施設を通じて、各家庭にサウナがあるような暮らしを提案していきたい」と話している。(鍜冶明日翔)焚き火で焼きマシュマロ
焚き火であぶるマシュマロ
休憩スペースには無料のインスタントコーヒーなども備えられている
外気浴スペースには
焚(た)
き火台が置かれていて、串に刺した大きなマシュマロ(1個50円)をあぶって口に含むと、優しい甘さが広がる。サウナの後はしょっぱいものを食べたくなるが、たまには甘いものもいい。インスタントコーヒーやティーバッグの紅茶が自由に飲めるのもうれしい。丼物や揚げ物、カップ麺も売られている。
◇帯広市西17条南6の1の5。午前11時~午後11時。大人3000円、十勝地域在住者は2000円。シャワールームにはアメニティーが完備され、バスタオルも2枚借りられる。水着のレンタルは有料。1~4人で使える貸し切り専用棟が4棟あり、3時間1万円。毎月第3木曜は休館。
左奥に見えるのは貸し切りのサウナ室
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