18番でパーパットを決めた笹生は左手を握りしめ、ガッツポーズを繰り返した。最終組はプレー中だったが、優勝を確信。観客から拍手を送られ、「すごくうれしいし、感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔がはじけた。 6番で痛恨のダブルボギーをたたいたものの、諦めずに気持ちを切り替えた。不振だった前週の試合後、父の正和さん(66)から「平常心でやった方がいい。お前に欠けているのはそこだけ。技術的には負けていない」と言われていたからだ。ライバルが失速する一方、後半に4バーディーを奪って逆転した。 フィリピンで生まれ、東京で育ち、再びフィリピンに渡り腕を磨いた。21年6月の初優勝時は19歳で、フィリピン代表として出場した同年の東京五輪後に日本国籍を選択。「21年の優勝ではフィリピンの代表として母に恩返しができたような気がする。今年は日本を代表することができ、父にも恩返しができた」。まだ22歳。ゴルフでの親孝行は、これからも続いていく。(帯津智昭)
ホールアウト後、同組の小祝さくら選手と抱き合う笹生選手=USAトゥデー
全米女子オープンの最終ラウンドに臨んだ笹生優花(6月2日、米ペンシルベニア州のランカスターCCで)=帯津智昭撮影
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