100万人目の来館者となった男性(中央)(2日、陸前高田市で)100万人目の来館者となった男性(中央)(2日、陸前高田市で)

 2019年9月に開館した東日本大震災津波伝承館(陸前高田市)の来館者数が2日、100万人を達成し、記念品の贈呈式が行われた。 100万人目となったのは、宮城県気仙沼市から訪れた男性(97)と妻(91)、孫の女性(35)。3人には、隣接する道の駅高田松原で人気の食品などが贈られた。 男性は陸前高田市で生まれ育ち、実家にいた親族を震災で亡くした。年に数回、同市を訪れていて、来館者に「防潮堤の上から街を眺め、そこに暮らしていた人に思いをはせてほしい」と呼びかけた。 早坂寛副館長(58)は「震災を経験していない世代にも訪れてもらいたい。二度と同じ被害を生まないため、何をすべきか考えるきっかけの場所としたい」と話した。 達増知事は同日、「国内のみならず世界と震災津波の事実や教訓を共有し、防災力向上への貢献を目指していく」とコメントした。 震災で被災し、新設して22年11月に開館した市立博物館でも同日、来館者数10万人の記念セレモニーが行われ、大船渡市から家族で訪れた女児(6)と男児(4)に認定証が贈られた。